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性病が赤ちゃんにも悪影響を!?

考えている男性

性病になる若者が増えています。
性行為の低年齢化やファッション化、性風俗の多様化などが背景にあると考えられています。

性病の中でも性器クラミジアはダントツで多く、高校生の10人に1人がクラミジアに感染しているという報告もあります。
性器クラミジアは自覚症状が乏しいため、治療することなく増え続けています。
16歳から25歳までに潜在患者を合わせると100万人を超す感染者がいると推定されています。

感染が下から上に上がって行って、子宮頸管炎や子宮内膜炎などを起こしていても気づいていないことも少なくありません。
これらの状態になると、不妊症を招きやすくなります。
不妊症で悩んで婦人科を受診してクラミジアに感染していることが発覚するケースもあります。

また近年は、妊婦検診を受けずに駆け込み出産をする妊婦さんもいますが、クラミジアに感染していることに気づかずに出産すると、産道感染と言って赤ちゃんが産道を通る際に感染してしまうことがあります。
この場合、赤ちゃんは新生児封入体結膜炎と言う目の病気や新生児肺炎にかかります。
流産や早産を引き起こすこともあります。
クラミジアに感染していることで絨毛膜羊膜炎になると、プロスタグランジンが産生されて、陣痛を誘発するために流産や早産を引き起こすと考えられています。

そして、子宮外妊娠とも関係しています。
クラミジアの感染が卵管にまで上がってくると、卵管が障害を受けて、受精卵の輸送機能が低下します。
そのため受精卵が子宮まで運び込まれずに、卵管内で着床してしまい、子宮外妊娠となります。
また、クラミジアをきちんと治療することなく長期化すると、繰り返す炎症で卵管やその周辺に癒着が起きます。
癒着によって卵管が狭くなったり塞がってしまうと、精子が通りにくくなって通過障害を起こします。

性病には、早く気づくことが大切です。
クラミジアの場合、水様性のおりものが増えることが唯一の自覚症状と言えるでしょう。
性交後2~3週間くらい経った時にこのような症状がある時は、婦人科を受診してください。
妊婦健診は毎回必ず受けてください。
多くの自治体では妊婦検診の無料券や出産費用の助成などがあるので、それらの制度を利用すれば費用の心配も少ないでしょう。
大きな病院には、ソーシャルワーカーと言って、色々な相談に乗ってくれる専門職のスタッフもいます。
経済的な相談にも対応しているので、駆け込み出産だけは絶対に避けるようにしたいものです。

不妊になる可能性がある性病も!?

性器クラミジア感染症にかかると、不妊症になることもあります。
感染が外陰部だけではなく、上にあがっていって、子宮頸管や子宮内膜や卵管にまで及ぶとリスクが高くなります。
性器クラミジアの怖いところは、自覚症状が少ないために気がついていないことが多く、治療を受けることないという点です。
子宮内膜炎や卵管炎を起こしていても、気がついていないことも少なくありません。
妊婦検診で初めてクラミジア感染が判明することもあります。

卵管炎になっている場合は、卵管が癒着して管の中にくもの巣が貼り巡らされたような状態になっています。
そのため、精子が卵管の中をスムーズに通ることができなかったり、精子の進路が癒着で完全にふさがれていることもあります。
卵管が塞がれていると、その先に進めず子宮内まで受精卵を送り込むことができないので、不妊症になってしまいます。
また、子宮内腔が子宮内膜炎による癒着で塞がってしまい、不妊症となっているケースもあります。
このように、性病は不妊症や子宮外妊娠、流産や早産の原因にもなり、赤ちゃんにも影響を及ぼすことがあります。
感染していることに気づかずに出産した場合は、赤ちゃん自身が病気を持って生まれてくることもあります。

婚約をしたら、婦人科を受診してこのような疾患に気がつかないうちにかかっていないか、チェックしておくと良いでしょう。
また、自覚症状がある場合は、迷わず恥ずかしがらず、婦人科を受診してください。
女性は、妊娠や出産、育児疲れ、更年期など様々なことと付き合って行かなければなりません。
かかりつけの産婦人科医を持っておくと心強いでしょう。

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